あと３０分で２０１１年が終わろうとしています。なんかこんなふうにゆっくりと、ひとりで、実家で年を越すなんて、何年ぶりかわからなくて、とても複雑な気持ちです。そしてこれが最後の学生生活での年越し。来年からは社会人なんだって思うとまたまたとても複雑な気持ちです。

一年を振り返ってみると、今後の人生について一番考えた一年でした。就活をしたり、いろいろな考え方や価値観に触れたり（例えばソナムさんのお説法を聞いてブッダって凄いと思ったり、カイヴァリヤダーマでヨーガの神髄に少しだけ触れたり、りょうへいさんという素晴らしい人に出会ったり）、トライフでとてもつらい思いをしたり、そういえばSBM始めたのは一年前だったし、ぴーさんと将来について初めて話した年でもあった。

無知とは怖いものなんだけど、でも逆に知識を得たり、経験をして学ぶということは、もう無知だった自分には戻れないという意味で、怖くもあります。

数年前、『私は心からポジティブでそんな自分は最高で最強だ！』と思っていたけど、失敗も挫折も何も知らないだけだった。知らないからこそ、人生の先輩に向かっても偉そうな口をきいていた。今思えば本当に生意気な小娘だったなあ。言っていたことに間違いは一つもなかったし、それらも実際自分の経験から幸運にも学んできたことだったんだけど、それには深みはなかった。

そこで、今年、いろいろな経験を経て、ポジティブの本当の意味とは、つらいこととか、大変なこと、くじけそうなこと、挫折。そんな経験をたとえしたとしても、それらさえ強みにして、それらを乗り越えて、自分の糧にしていくことなんだと気付いた。

それから、単に能天気なだけではなくて、無理に幸せだと自分の心に嘘をつくことでもなく、楽観的でも悲観的でもなく、自分のおなかに正直に生きたいと思います。

簡単に振り返ると、数多くの素敵な出会いに恵まれ、ブッダの神髄を垣間見たり、ヨーガで解脱を志したりしながら、一方で自分至上最大の挫折を経験し、そんなとき支えてくれた素晴らしい人達の大切さを実感し、とても壮大な一年でした。宇宙にいる全ての人、命、もの、みんな本当にありがとうございました。今年あった忘れてはいけないたくさんのことを胸に刻みながら、来年も宇宙の、地球の人間の一人として、丁寧に生きていきます。お世話になったみなさん本当にありがとうございました。そして来年出会う素敵な人たちを楽しみにしています！